天使の欠片(かけら)

優しい魂の持ち主は、天界の記憶を持ち越しているのかも・・というお話です。
その記憶の断片は、まるで天使の欠片(かけら)のように、心の奥底で光り輝いているのです。

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天からの記憶を持ち越した魂たち

この世で生きている中で、疑問に感じたことはありませんか?

どうしてこの世界はひどいことが起こるのだろう・・
なぜ人の気持ちが分からない人がいるのだろう・・
理想郷は、この世にはないのだろうか・・?

そう感じているあなたも、天使の欠片を持ち越しているのかもしれません。

優しさの源流は天にあるのかもしれません

それは、あるセッション中に起きました。

そのヒプノセラピーは順調に続き、ほぼ最終の段階になってきました。
最後に、クライアントさんのガーディアン(守護天使)らしき女神のような存在が現れ、色々とアプローチをしていくことになりました。

このような存在とコンタクトが出来たときは、様々な質問をすることが時として有効です。
様々な役に立つヒントを得られることが多いのです。
(明確な答えが返ってくるか否かはそのときによって違いますが。)

そのやり取りの中で、「どうして心ある人たちがこの世では苦労するのか?」という疑問を投げかけてみることになりました。
この質問は、私自身もとても興味がありました。
ヒプノセラピーを受けに来られる方は、皆優しい心と敏感な感性の持ち主ばかりです。
そして、多くの方はその優しさゆえに傷ついています。
いくらこの世が修行とはいえ、ただ生きるだけでも辛いと感じるほどよい魂の持ち主は、どのような解釈をすればよいのでしょうか?

女神は、厳かに答えました。
「それは、当たり前なのですよ」
「・・・え?」
「だって、もし人の心のままで下水道に住むねずみの世界に入ったら、だれだってぞっとするでしょう?
それと同じで、天界の記憶を持ち越して降りてきた魂は、優しさを持って生まれる反面、この世が天界とあまりに違っているというギャップを感じてしまうのです。
天使の性質を残している、いわば天使の欠片(かけら)をもって生まれたからなのですよ。」

ああ・・そうだったのか・・
クライアントさんも私も、思わず溜め息をついていました。

話は続きます
「天界の記憶がなければ、前世の記憶も無くってよ?
この前世療法のセラピーが成立するのも、その記憶が残っていればこそ。
逆に言えば、ふつうは耐えられないのよ。だから、多くの魂は天界の記憶は置いてくるの。
良い心を持っている人の中にも、スピリチュアルな視点を全く持てない人もいるでしょう?」

私は、思わずその会話に入ってしまいました。
「ですが、いくら(傷つけられる)相手が幼い魂とはいえ、ひどい人たちもいっぱいいます。
私も、もしかしたらかつてはそうだったのかもしれない。
でも、そうだとしてもあまりに残酷な人生がこの世にはいっぱいあります。
もっと穏やか風には出来ないのでしょうか?」

女神は、微笑みながら答えました。
「この世には、天使と悪魔が一定数必要なのです。
そうしないと、天使が強くなることは出来ないわ。
だって、天界では魂たちは満たされているのですから、そういった修行はとても難しいのです。
天使の欠片を背負ったままこの世で生きることは、とても大切で、大変な修行なのです。」

「ちょっと待ってください。」
私は思わず聞き返しました。
「では、その魂たちは救われないのですか?
この世で癒されたり、平穏になることは出来ないのですか?」

話は続きます。
「いいえ、そんなことは無いですよ。
もちろん、天使も自分自身を大切にしていかなければなりません。
一方的な犠牲になってはいけないし、身に降りかかる火の粉は振り払わなければなりません。
自分自身を保つため、バランスをとっていく必要があります。それも学びです。
でも、それらは光あるやり方で身につけなければなりません。
この世は、そのための修行なのですから。」

私は聞き返しました。
「では、天使の欠片を持ち越した人たちも、いくら修行とはいえ、回復しても良いのですよね?
自分自身の人生を歩んでも、幸せになっても良いのですね?」

女神は答えました。
「もちろんです。だってあなたは、そのためにこの前世療法の仕事をしているのでしょう?
このセラピーは、天使たちを助けるためにあるのです。」

私は、はっ、と息を呑みました。そして、もうそれ以上言葉が浮かびませんでした。
セラピストとして、これまで抱えてきた様々な想いが、すべて溶かされていったような気がしました。
これで良かったんだ・・・私はあふれる感情に身を任せたまま、もう、ただ涙するしかありませんでした。

この世は不条理なこともあるけれど、でも光を持ったまま幸せになっていい・・
鋭敏な感性を持つ人々にとって、どんなにも素晴らしい福音となるでしょうか。

感情をなんとか静めながら、セッションを終えました。
(もちろん、クライアントさんを優先させましたが、私にも気を使ってくださって、クライアントさんにも、女神様にも、本当に感謝します。)
クライアントさんの癒しや変化もとても大きいセッションでしたが、私自身にとっても、とても意味のあるセッションとなりました。