誇り高い狼の男神(5)月の女神と狼の男神

楽ちゃんです(^^)

いつも応援してくださって、本当にありがとう!

まあ、一息ついていってくださいね・・

 
 

 
゜゚・*:.。..。.:*・*・゜゚・*:.。..。.:*・*:.。. .。  
 
 

 
 

 
神話 月の女神と狼の男神             (作 楽 真一)
 
 
 
 
 
宇宙の外からやってきた。

たったひとつの、かけがえのない存在。
 
 
 

それは、あなた。

本来の、一つのあなた。

あなたは、この宇宙の、外側からやってきました。

でも、この宇宙は3次元。そして、陰陽のコントラストの世界。

すべてが、2元性で、できています。

宇宙の外の次元とは、全く違います。
 
 
 

まるで水が、蒸気から液体、そして個体へと変化するように

そのままでは、存在できない・・

それでも、あなたは宇宙にはいります。

よっぽど、探究心があったのでしょうか。
 
 
 

そして、2元性である、この宇宙へ突入した瞬間。。。

あなたは、2つの魂に、別れました。

そう、ツインソウルの誕生です。
 
 
 

最初は、星々の間を駆け巡りながら、楽しんでいた2人は、

そのうち、もっといろいろ、知りたくなりました。

そこで、もっと波動を下げた「物質」というものに、チャレンジします。
 
 
 
 
 

最初は、星になりました。
 

チャレンジャーの「男」側が、太陽に

愛や受容性の「女」側が、惑星になりました。

自分で光ってみたい、チャレンジャーの彼は太陽となって光を放ち

その光を受け取ってあげる、反射して太陽に魅せてあげるのが、彼女でした。
 
 

そして、いつしかこんどは

ある、惑星の中にいる、生き物たちの中に、入りたくなりました。

言い出しっぺは、もちろんチャレンジャーの彼。
 
 

彼女は、ええーっ、大丈夫?なんて言いながら、それでも送り出しました。

そして、彼をちゃんと見守るために、エネルギーを送り、帰る場所を作るために

彼女は、月となりました。
 
 

 

さて、彼は地上に降り立ち、動き回る動物の中に入りました。

そして、どんどん体験を積み重ねます。

特に気に入ったのは、誇り高い狼やライオンなどの、高等動物。

彼は、地球というアトラクションに、ぞっこんになりました。

月の彼女は、エネルギーをどんどん送ってあげて

動物の彼を守るために、森にも彼女のエネルギーを注いでいきました。

だから、森は女神のエネルギーで満ち溢れ

狼である彼は、時々、月に向かって咆えるのです。

 
 

  
ですが、そんな関係が長く続いた頃・・

そのうち彼は、とっても地上に馴染みすぎて

あんまり、帰ってこなくなりました。
 
 
 

これはいけない。なんとかしなければ。

そう思った彼女は、その時、一番進化していて

なんとかなりそうな高等生物である、「ヒト」の中に入りました。

こうして、月から降り立った

女性のヒトは、女神となりました。
 
 

 
 

そして、地上でも、動物の彼を見守ることになりました。
 
 

しばらくは、それぞれの体験を重ねながら、

彼女は彼を見守る、という時期がつづきましたが

さすがに、彼女は寂しくなって、彼に「そばに来て」と、おねだりしました。
 
 

彼も、「そうだね」と答えて、いちばんヒトと馴染みやすそうな

でも、誇りも高い動物である、狼の中に入って、

ヒトの中にいる彼女に、近づきました。
 
 
 

そして、彼の魂は、狼から抜け出て、男性のヒトの中に入りました。

ようやく、しばらくぶりに、おなじ存在の対になって、

彼と彼女は時を過ごすことになりました。
 
 

ここでようやく、ヒトとして、女神と男神が、対になったのです。
 
 

ちなみに、魂の抜け出た狼は、その後犬となって、彼・彼女たちを守ります。
 
 
 
 

さてさて、しばらくは再会を喜んでいた彼ら。

ですが、ちょっとエネルギーに、差が出てしまっていました。

彼女は、ヒトとしての体験が長くて、上とつながりやすく、言葉も達者でした。

彼は、動物としての体験が長く、誇りは高くエネルギーもありましたが、

言葉とかはまだ苦手て、ヒト型の男神としては、まだまだでした。

 
 

そこで、彼はまたチャレンジを申し出ます。

男神として、力をつけてみたいんだ。

数千年後の、アセンションに向けて、飛び立っていみたいんだ、って。

今から、ほんの数千年前の、出来事です。
 
 

彼女は、ちょっと迷いましたが

何と言っても、彼の願い。聞き入れてあげました。
 
 

さあて、ここからです。ちょっと歯車がかみあわなくなっちゃいます。
 
 

彼は、まあ頑張ったのですが

残念ながら、男神になろうとしながら、なりきれませんでした。

人間のままで、主導権を握ることが、多くなってしまいました。

男性が、女性より優れている、という思い込みの時代が始まったのです。

そして、男の立場を守るために、女性を卑下してしまいました。
 
 

彼女も、彼に主導権を渡したとに

いつしか、自分が先にヒトに入って、

女神として過ごしていた日々を、忘れてしまいました。

女権制から、男権制へと移り変わり、男性が女性を縛るようになると

女性もまた、幸せのためや、生活のために、男性を縛るようになりました。

そのために、少しでも、男性をおとなしくさせないといけません。

だから、男はみんな狼よ。=男はワンコちゃんになっておとなしくしててね。

と、願う日々が続きました。
 
 
 
 

お互いに、お互いが神であったことを忘れてしまったがゆえに

お互いを、コントロールしてしまっていたのです。
 
 
 

そんな時代が、何千年か続いたころ・・
 
 
 

ようやく

アセンションの時が、やってきました。

アセンションは、気付きが一気に深まる時。

そして、本来の自分自身に、目覚める時。
 
  

彼と彼女が、チャレンジした数千年前から、

リセットタイマーとして、アセンションは設定されていたのです。
 
 
 
だからこそ、今、いろいろ起きているのです。

だからこそ、今、本当の相手と出会っているのです。
 

今こそ、男性は誇り高い狼の魂を持つ男神として

今こそ、女性は愛と光の溢れる美しい女神として
 
 
  

目覚めましょう!目覚まし時計は、鳴ったのです!

 
 

この後、彼も彼女も、本来の自分を思い出し

手と手を取り合って、遥か上へと、登っていきます。
 
 

そろそろ、地球は卒業かもね。

そろそろ、この宇宙も、いいかもね。

 

 

2人は、また次の旅へ、出発していきました。。。

(おしまい)
 
 
 

あなたも、目覚め、開かれていきましょうね。。!

 
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ほじょロケットくんのお話(後編)

 
 ↓前編からみてね!↓
 ほじょロケット君(前編)

 
 

  ほじょロケットくん(後編)
 

                                さく  らく しんいち
                                え   誰かお願い!
 

 

 
・・・・

・・・・・・・・

つん・・・・

 
 
なにかが、ほじょロケット君を、つっついています。
 

 
「え・・・・何?」

 
つんつんつん

「きみはだれ?

高いところから沈んできたみたいだけど・・」

 
 
ほじょロケット君をつっついて、話しかけてきたのは

おさかな君でした。

 

「あ、ぼくはほじょロケット

宇宙へ行くためのロケットさ

って・・・あ、あれ?

ここはどこ?」

 
「どこって・・

ここは、海の中だよ」

 
「海の中だって!?

あ、そういえば・・・ぼくは・・・」

 
 
ほじょロケット君は、これまでのことを

ようやく、思い出しました

海に落っこちてから

気を失っている間に、

深い深い、海の底まで

沈んでしまっていたのです

 

そこへ、たまたまやってきた

おさかな君が、めずらしがって

つんつんして、おこした、というわけでした
 

 
「へえ、ロケットなんて、はじめて見たよ

船なら、ときどき、沈んでくるけどね」
 
 
「そうなんだ・・」

 
そうはいっても、ここは海の底

沈没船も、沈没ロケットも

動けないのは、変わりません

 

ああ、なんかちょっとさびしいな・・

 

もう宇宙へ飛び立てないと思うと

やっぱり、悲しくなってしまうのでした
 
 
 

「ねえねえ、ところでさ・・・」

ほじょロケット君のきもちを、知ってか知らずか

おさかな君が聞きました

「宇宙って、何?」
 
 
 
ほじょロケット君はこたえました

「宇宙っていうのは

お空の上に あるんだよ」

 
「お空って、何?」

「え、お空も知らないの?」

「うん、だって、

ぼくたちの仲間で

お空を知っているのは

とびうお君くらいしか、いないと思うよ」

 
 
そうなんです

おさかな君は、いつも海の中

お空に出たことなんか、ないのです

 
 
「そっか・・

ようし、じゃあぼくが

いろいろ教えてあげるよ」

「ほんとー?」

「うん

ぼくのデータベースには

たっくさんの知識が、つまっているからね」

「へー、ほじょロケット君って、すっごーい!」

 
ほじょロケット君は、

なんだか、うれしくなりました

 
 
 
「海の上には、陸があって、空があってね・・・」

ほじょロケット君のことは

すぐにおさかな君の仲間に、広まって行きました

 
ぞくぞくと、ほじょロケット君のお話を聞きに

たくさんのお魚たちが、やってきました

 
「空の上には、雲があってね・・」

聞いたこともない話に

おさかな君たちは

みんな目を輝かせて、聞き入っています
 
 

「宇宙から見ると、地球は丸くてね・・・」

みんなにお話をしていると

まるで、自分も宇宙に行ったかのような気持ちになって

ほじょロケット君も、とっても豊かな気持ちになるのでした

 
 
 
 
ある夜・・

ほじょロケット君は、夢を見ました

 
 
おさかな君たちを連れて

宇宙へ出かけるのです

 
 
「わあ、星がきれいだね~」

「地球って、青いんだね~」

「わーい、たのしいな~」

「わーい、わーい」
 
 

 
乗客の、おさかな君たちが

大はしゃぎしているのをみて

ほじょロケット君も

とても楽しく思うのでした

 
  

わーい わーい

わーわー

・・

・・・わーー

わーーー

わーーたすけてーーー
 
 
たすけてーー

たすけてーーー!!

 

・・???

助けて・・!?

 
 
 
ほじょロケット君は 飛び起きました

とは言っても、動けないので

飛び起きた気持ちに、なったのですが

 
 
「わーーたすけてーーー」

おさかな君が、慌てふためいて

逃げまどっています

 
「どうしたの?

いったい、何があったの!?」

 
 
「サメが、サメがきたんだよーー

みんな、食べられちゃうよーーー!」

 
 
 
見ると、大きな大きな口をした

するどい目つきの サメたちが

むれをなして 近づいてきます

 
「みんな逃げてー

食べられちゃうよーーー」

 
 
あたりは、みんなパニックです

 
「どうしよう・・ぼくは動けないし・・

何とか助けられないの?

・・・・・

・・・そうだ!」

 

ほじょロケット君は、ひらめきました

 
 
「みんなーーー!

ぼくのおなかに、入っておいでーーー!!」

ほじょロケット君は、さけびました

 
 
「ぼくのおなかは、空っぽだから

みんな入れるよ!

この燃料口から、入っておいで

さあ、早く!」

 
 
おさかな君たちは

大急ぎで、ほじょロケット君のおなかに

入っていきました

そこは、かつて宇宙に飛び立ったころに

燃料がたくさん、入っていたところでした

 

おさかな君たちは、そのなかで

じっと、身をひそめます

 
 
サメたちが、やってきました

むれの仲間が、ほじょロケット君を

取り囲んでいきます

 
 
「やいやい、お前は何者だ?

魚たちをどこへやった?」

 
「おさかな君なんて、しらないよ」

 
「うそをつけ

さっき、お前の中に入っていくのを

ちゃんと見ていたんだぞ

さあ、はやく魚たちを外へ出せ!」

 
「いやだ!

だって、みんな食べちゃうんでしょう」

 
「ええい、つべこべ言わず、出しやがれ!」

「いやだったらいやだ!」

 
サメたちは、怒り心頭です

 

「ええい、こうなったら

このでかいやつと一緒に

切り刻んでしまえー!」

「そうだ、かみちぎってしまえー!」

 
サメたちは、いっせいに

ほじょロケット君に、おそいかかりました

 
 
がっきーーーん!

 
 
ガッキーン
 

 
そう、ほじょロケット君は

頑丈な、鋼鉄製

サメの歯なんかでは

とうてい、噛み切ることなんてできません

 
「いってーイテテテ」

「ひいー」

 
サメたちは、目を白黒させています

 
「どうだ、これでもまだやるか!?」

ほじょロケット君は

おさかな君たちを守るために

必死で、大声を出しました

 
 
「くっそー、おぼえてやがれ!」

「ちっ、みんな、退却だ!」

 
 
サメたちは、しっぽをまいて

ついに、逃げていってしまいました

 
「やったー、サメが逃げたぞーー」

「これで安心ね!」

 
おさかな君たちは、

抱きしめあったり、涙を流しながら

それぞれの無事を、よろこんでいます

 
 
「ほじょロケット君、ありがとう!

「ありがとう、ほじょロケット君!」

 
「え、ぼくは何も・・」

 
「ほじょロケット君、これからもここにいてくれよ」

「そのままいてくれるだけで、いいんだよ」

 
「そのまま・・そのままで、いいの?」

 
「そうだよ、そのままでいいんだよ!」

 
 
 
ほじょロケット君は、

はじめて、がんばらずに

そのままの自分でいられる所がある、ということに

ようやく、気がついたのでした

 
 
そっか、、そのままで、いいんだ!

 
 
 
ほじょロケット君は

おさかな君たちと

いつまでも、いつまでも

のんびり 仲良く暮らしました

 
 
 
 

おしまい
 
 

 
 
 
 
 
 
 

Filed under: 物語 — 楽 10:27 PM

ほじょロケットくんのお話(前編)

 

  ほじょロケットくん(前編)

                                さく  らく しんいち
                                え   誰か描いて~

 
 

 
遠く遠くの、海辺の町

そこは、宇宙へ飛び立つ、発射台のあるところ

 
 
周りの町の工場では

今日も たくさんのロケットが 作られています

 
 
 
カーン カーン

「ふう、やっとできたぞ」

 
 
町外れの、さびれた工場で

ひとつのロケットが 生まれました

 
 

 
工場長は

完成したばかりの

細長いロケットに

電源をいれ

最終チェックをしながら

いっしょうけんめい、呼びかけました

 

「おーい、起きてくれ

完成したぞ!

起きてくれ~」

 

工場長の大きな声に

新しいロケット君は 目覚めました

 
「うーん、ふあー」

「よしよし、いい子だ

そのまましっかり、起きてくれよ・・」

 
 
工場長が 操作を続けていくと

新しいロケットは

ついにしっかり、立ち上がりました

 
 
「うーん、ここはどこ?」

生まれたばかりの ロケット君は

まだ、よくわかりません
 

「よく無事に生まれてくれた!

きみはロケットだよ」

「・・・ろけっと?」

「そうだよ、きみは宇宙に行くために

生まれたんだ」

「うちゅう?」
 

「そうだよ

みあげてごらん

あの青い空の向こうに

宇宙はあるんだよ」

「へえー・・・」
 
 

「だいじょうぶ

これから、たくさんのデータを

君に与えてあげるから」
 

工場長は言いました

 
「そうそう、忘れていたよ

私は工場長、君の生みの親だ

そして、君の名前は

ほじょロケットだ」
 

「ほじょ?」
 

「そうだよ、きみは今日から

ほじょロケット君だ」

 

こうして

ほじょロケット君は 生まれました

 
 
 

 

時は過ぎ

いよいよ 宇宙へ飛び立つ日が

近づいてきました

 

「いよいよ あと一週間で

宇宙へ向かう日が やってきたよ」

 
「そっかー

工場長 いままでいろいろありがとう

ぼく がんばるよ!」
 

「うん ぜひがんばってくれたまえ

明日は 発射準備のため

工場を出発して

発射台の近くで ほかのロケットたちと

合流するんだ

今日で 君ともお別れだ」

 
「そっか、さびしいね・・

ほかのロケットと一緒に行くの?

ぼく ほかのロケットなんて 会ったことないよ」

 
「この工場は ちいさくて

いちどに1基のロケットしか

作れないからね

明日 合流するのは

ほかのロケットが2基

そして・・・いや、なんでもない

明日のデータは

向こうに到着してから 受け取るがいい

明日は忙しくなるぞ

今日は 早く休んだほうがいい」

 
「うん、そうだね」

 

でも、今日はなかなか寝付けません

「宇宙って、データではたくさん知ったけど

どんなところなんだろう?

ああ、どきどきするな・・!」
 

まだ見ぬ宇宙へ 想いをめぐらせていると

どうにも 眠れなくなってしまうのです

 
 

「なんだ、まだ起きてたのか」

 
工場長がやってきました

 
「うん、なかなか眠れなくて・・

あ、そういえば」
 

ほじょロケット君は たずねました

「なぜ、ぼくの名前は

ほじょロケットなの?

ぼくは細長いから

ほそ君でも、良かったんじゃない?

工場長がくれたデータにも

はいっていなかったよ??」

 
工場長は

少し 顔をくもらせながら 答えました

 
「それはね・・

・・・いや、そうなんだ、

ほそ君にしようとしたら、データを間違ってしまっていてね・・」
 

「ふーん、そうなんだ

でも、ぼくはこの「ほじょ」って名前が

気に入ってるよ!」

 

「・・それはよかった

さあ、明日はこの工場を出て

いよいよ 発射準備に入るんだ

今日は、もう寝なさい」
 

「はーい」

 

 
 

そして、次の日

大きな荷台に乗せられて

ほじょロケットくんは

工場を出発しました
 

「がんばってこいよー」
 
 
工場長は

涙を浮かべながら 見送ります

「うん がんばって、宇宙に行くからね~!」

ほじょロケット君は さけびました

 
 
さて 発射のための

合流場所に つきました

 
ほじょロケット君は

ほかのロケットに会うのは はじめてです

 
「ぼくと一緒に行く仲間は

いったい、どんなロケットなんだろう・・」

 
 
そうこうしているうちに

一基のロケットが やってきました

「やあやあ、こんにちは」

「こんにちは!」

やってきたのは

ほじょロケット君とそっくりな

細長いロケットです

 

「はじめまして!

ぼく、ほじょロケットといいます」
 

「ああ、君もほじょなんだね」
 
 
「えー?おんなじ名前なの?」

 
もう一人の ほじょロケット君と話していると・・

むこうから、とても大きなロケットが やってきました

ほじょロケット君より 背が少し高くて

太さなんか 倍以上あります

 
「やあやあ、ぼくは、メインロケット

きみたちに 会えてうれしいよ」
 

低い声で メインロケット君は話しました

 
「めいん・・君?」
 

「そうさ、ぼくがメインさ

みんな ぼくのために がんばってくれたまえ」
 

「え?それって、どういうこと?」
 

「なんだ、君はしらないのか

ほじょロケットは、メインの補助をするために あるんじゃないか」

 
「!!」

 
そうなのです

ほじょロケット君の役割は

宇宙へ飛び立つ お手伝いをすること

自分自身は 宇宙へ飛び立つことは

できないのです

 
「そんな・・・

ぼくは宇宙へは 行けないの・・?」

 
ほじょロケット君は

とっても悲しく なりました

 

 
「まあ そう落ち込むなって

俺だって、宇宙へ行けるのは

頭の部分だけなんだぜ」
 

メインロケット君は やる気まんまんです
 

「そういえば

ほかにも何か 来るって言っていたな

お、あれか?

・・あれは・・まさか・・・」

 
メインロケット君の 顔が 青ざめました

 
やってきたのは

まるで飛行機のような

翼を持った ロケットです

 
「やあ、みんな集まっているね

ぼくの名前は スペースシャトル」

 
ほじょロケットくん
 

そう

メインロケット君も

今回は 脇役だったのです

 
落ち込むメインロケット君を見ながら

ほじょロケット君は

なんともいえない気持ちに なりました

 
「・・いっしょに がんばろうね」

小さな声で メインロケット君を

励ましてあげました

 
 
 
いよいよ 出発の日

スペースシャトルと

3基のロケットは

合体して

発射台に上りました

 
「あーあ

やっぱり、宇宙に行きたかったな・・」

ほじょロケット君は

いまだに 気分が乗りません

 
 
『発射30分前・・・』

アナウンスが 響き渡ります

 
ふと周りを見ると

発射台のまわりには

たくさんの人たちが つめかけました

 
みんな口々に、さけんでいます

 
 
「がんばってきてねー」

「気をつけてねー」

「無事に帰ってきてねー」

 
中には 心配のあまり

涙する人も ありました
 

「そうか、みんな応援してくれているんだ・・

あの泣いている人は

パイロットの 家族だろうか?」

 

まだ ちょっとしょげたままだった

ほじょロケット君は

その声を聞くと

がぜん 勇気がわいてきました

「ようし、やるぞ!

無事に スペースシャトル君を

宇宙に 送り届けるんだ!

みんな、がんばろう!!」

 
ほじょロケット君は

大きな声で

みんなを 励ましました

 

『発射十秒前

9、8、7・・・・

・・・3、2、1、発射!』

どどどどどどーーーーー!

凄い音を立てながら

スペースシャトルを乗せた ロケットたちは

発射しました

 
 
ほじょロケット君も

懸命に

火を燃やし続けます

 
 
どどどど ごおおおお

 
 
たくさんの煙をはきながら

天高く どんどん 昇っていきます

発射台も どんどん小さくなっていきます

 
 
「まだまだ がんばれ!」
 

 
地上は はるかかなたになっていき

空気も だんだんうすくなって

地球の丸さが わかってくるくらい

どんどん 上昇していきました

 
 
「もうちょっとだ がんばれ!」

 
ほじょロケット君は

エンジンが燃え尽きるくらい

いっしょうけんめい 火を噴き続けました

 

しかし・・・

ほじょロケット君の 燃料が

とうとう 尽きてしまいました

 
「どうやら、ここまでみたいだ・・

みんな 本当にありがとう」

 

ほじょロケット君は そう言うと

ほかのみんなとの 連結部分を

切り離しました・・・
 

「メインロケット君、後は頼んだよ

スペースシャトル君、

きっと地球にもどってくるんだよ・・」

 
切り離された ほじょロケット君は

自由落下を 始めました

どんどん遠くなっていく

スペースシャトル君を見つめながら

 
「ああ、これで終わったんだ・・

ぼく、がんばったよね・・・」

 
 
下を見ると

すごいスピードで

海がだんだん 近づいてきます

 
でも
 
燃料が空になった ほじょロケット君には

もうなすすべが ありません

 
 

そして・・・

 

ばっしゃーーーーん!!

 
ほじょロケット君は

海へ激突してしまいました

 

ショックで 意識が遠のきながら

海に沈んでいくのだけは わかりました・・

 
 
ぶくぶく・・ぶくぶく・・

 
 

 
(つづく)
 
 
(ほじょロケット君 後編)

 
 

 

 

 
 
 

 

Filed under: 物語 — 楽 1:20 AM

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